転職を思い立ったとしても、どういった仕事をしていこうかは最初に悩むところかと思います。
そんな中で、私たちも、↓こういったことをよく質問されます。
未経験のお仕事であっても転職はできるのでしょうか?
アルバイトか派遣の経験のみですが、未経験の仕事探しはできますか?
経験がない業界へ進んでみたいのですが、転職は可能ですか?
未経験可の求人を出す企業の狙いは?
一般的に、中途採用で求人を出す企業は即戦力を求めています。
ゼロから成果を上げる人材を育てるのは、時間とお金がかかってくるからです。
たとえば、商品やサービスを利用していただく営業の仕事があったとして、これまで営業の未経験の方が、入職後にすぐに成果をあげられるか?というと、実際は難しいです。
営業では、お客様に提供する商品やサービスの知識が必要になります。
また、お客様へ商品、サービスに関する情報をわかりやすく伝える技術や、お客様が抱える悩みや、問題点を聞きとって整理できる力が必要になります。
コミュニケーションは得意と思っていた人も、いざ営業で仕事を始めた時には難しく、思うようにいかずに結果がでない、というようなことになりかねません。
それでは、企業が未経験者を募集する理由は何なのでしょうか?
未経験でも募集をかける理由は、おおよそ以下の2点と思われます。
- フレッシュで、柔軟性があり、企業の考え方、仕事の仕方をしっかりと理解し、行動してくれる人材がほしい
- 経験者に入職してほしくても採用するのは難しいため、未経験者でもよいから採用したい
これら以外にも各企業の狙いはあるかもしれませんが、今回は、この2点に絞ってもう少し、踏み込んでみます。
- フレッシュで、柔軟性があり、企業の考え方、仕事の仕方をしっかりと理解し、行動してくれる人材がほしい
経験を積んでいる転職者だと、前職の企業や転職者の考え方が正しいと固執してしまう可能性があります。
もちろん、経験者の中には柔軟に対応できる方もたくさんいて、転職後も、新しい企業のルールにそって成果を出していく方々もいます。
一方で、そうでない経験者もいて、自分のこれまでやってきたやり方が正しいんだと固執して、チームワークができなくてうまく成果がでない、トラブルが発生してしまうようなケースもあります。
このため、経験者の採用を避ける企業が多いのだと思われます。
この①のケースでは、企業側も20代前半くらいの未経験者を受け入れる想定でいます。
その理由は、既にお伝えしていますが、若ければ若い方が、企業の考え方、仕事の仕方を吸収して、企業色に染まることができると考えているからです。
自分は柔軟に対応できる性格だから大丈夫と思っていても、企業側は、選考過程でそのように見てくれるとも限らないため、安心はできないのです。
- 経験者に入職してほしくても採用するのが難しいため、未経験者でもよいから採用したい
働く人口が少なくなってきているため、企業側も経験者を採用することが難しくなってきています。
このケースでは、企業の本音としては経験者がほしいけれでも、採用することが難しいため、未経験の方を採用していると思われます。
未経験の方でも、コスト、時間はかかるけれども、しっかりと育成することで、事業の成果へつなげていこうとわりきっているだと考えられます。
この②のケースだと、応募要項に、「未経験可」とあったとしても、
もし、経験者が選考にくると、未経験者と比較した際には、育成コスト、時間がかからないと判断して、早く戦力になるため経験者を採用するとなるでしょう。
つまり、未経験者の場合に不採用の確率が高くなるため、安心はできないということになります。
●どのように未経験の求人で内定をつかむ?
未経験で転職を考えていく場合に、知っておいてほしいことを掲載しておきますね。
「未経験OK」という求人情報 ってなに?
まず、ひとことで、「未経験OK」という求人情報があったとしても、
この「未経験OK」には、以下の3パターンがあります。
- 職種未経験可 :業界の経験ありだが、職種は未経験でOK
- 業界未経験可 :職種の経験ありだが、業界は未経験でOK
- 業界・職種未経験可 :業界と職種のどちらも未経験でOK
「業界未経験可」の転職とは?
当社で扱う求人情報のうち、「業界未経験可」の求人情報が多い傾向があります。
当社での「業界未経験可」の転職活動の事例ですと、個人向けの営業経験をしてきた転職希望者が、引き続き、営業職として仕事をしていきたいというケースで、この場合は「業界未経験OK」で、営業職として求人情報を探すことがあります。
たとえば、広告掲載の営業をしていた方が、クラウドサービスを提供する会社で自社のクラウドサービスを提供する、といった経験のない商品を営業するといったケースです。
この転職希望者は、そもそも営業経験、スキルがあるため、商品を売るターゲットとなるお客様のところへどのようにアプローチして、どのようなヒアリング、商談をして、契約をする行動ができます。
こういった自分のスキル、経験を職務経歴書や、面接で自己PRができていけば、未経験な業界であったとしても、早期に内定を獲得もできることが多いです。(手に職がついている状態で、業界変わっても仕事はやっていけます。)
「職種未経験可」、「業界・職種未経験可」の転職とは?
当社の転職サポートで多いのは「業界・職種未経験可」の求人へエントリーしていくケースです。
今まで、不動産や保険の店舗事務や、飲食業で接客をしていたところ、手に職をつけたいために未経験でも「エンジニア職」に転職したいと希望をいただくケースが多いです。(※)
この場合は「業界・職種未経験可」の求人へエントリーしていきます。
このように、「職種未経験可」に加えて、業界もIT業界へと変わり業界も未経験の領域となります。
ただし、IT業界といっても各社のIT事業によっては、不動産業向け、保険向けのWebサービスを提供しているケースがあり、自身の経験、スキルが活かせることもあるのです。
(※)「手に職をつける」ということで、プログラミングができるエンジニア職と比較的発想しやすいようですが、営業、接客、事務でも「手に職をつける」ことはできます。このあたりはまた別ページでご説明します。
企業側は、エンジニア職の採用ではプログラミングの経験がある、システムの設計書を作成したことがあるといった即戦力の人材を求めています。 こうなるとエンジニア職が未経験の方では、本来、転職は難しいのですが、実際に「業界・職種未経験可」の求人情報が実際にあります。
こういった企業は、研修制度やOJTといった育成手順が用意されていて、未経験で採用をしても、しっかりとスキルを高めていけるカリキュラムがあるのです。
こういった教育の環境があるとともに、もちろん、未経験者であっても給与も支給されます。
未経験可の求人の注意点!
では、簡単に内定をいただけるのかというと、そうではありません。
未経験OKだからと、安易に進めるのはNGです。
未経験からエンジニアになるということは、これまでにないシステム構築、WebサービスなどのIT領域の知識、ブラグラミングスキルの向上が求められます。
自ら必死に学びをするんだとやる気のある方でないと難しいです。
こういった話をすると、「エンジニアいいですねぇ」といっていた人の多くは、自分には無理だとおっしゃいます。
大切なことは、エンジニアに限らず、未経験OKで募集がありますが、応募している仕事を理解していて、覚悟をすることです。
それができていると、面接でも面接官に評価される受け答えができるはずです。
間違っても、手に職つけたいから応募した、未経験OKだから応募した、研修など教育をしてくれるから応募した、といった自分都合で他人任せの発言はしない方がいいです。
こういった発言をしてしまうと、自分でなんとかするのではなく、周囲になんとかしてもらおうというマインドの方だと見抜かれてしまい、落選すると思われます。
ポイントは、「未経験」かどうかではなく、常に企業が求める人物像であることを示すことです。
スキルがないのであれば、人柄、マインドで企業が求める人物像の範囲に入ることで内定を目指すことになります。
未経験から転職は可能!ただし、条件がある、そして対策も必要!
いかがでしたでしょうか。
未経験の求人といっても、企業側は誰でも採用するというわけではない、ということはわかっていただけたと思います。
一方で、未経験だからという理由だけで、全く採用されないということもありません。
未経験可の求人の場合も、年齢がポイントとなってきます。
20代であれば転職が成功する可能性は高いです。できれば20代前半から半ばでより可能性があります。
その他に、ITパスポートなどIT関連の資格を取得をしておくと、なお採用される可能性は高くなります。
また、現在、過去の職業経験で身につけたスキル、経験を、未経験であっても活かせるとアピールできれば、企業側は必要な人材だと評価し、採用となるでしょう。
求人情報に、「未経験OK」「未経験歓迎」などと書かれていても、
スキル、経験がなく、年齢が30歳を越えている場合は、内定をいただくのはかなり難しくなります。
自分自身が未経験でも応募できるところが知りたい方、
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